私がスローライフをしたいと思ったきっかけは、絵本画家のターシャ・テューダーさんの生き方を知ったときでした。
日々の生活を大切に過ごしているターシャさんの言葉は、現代の忙しい人たちの過ごし方のヒントになると思います。
この記事では、ターシャさんの著書「ターシャ・テューダーの言葉 思うとおりに歩めばいいのよ」の中から日々を楽しく過ごすヒントになることばをご紹介します。
また、実際に読んでみて私が実践したことも書こうと思います。
本の紹介
著者:ターシャ・テューダー
発行所:株式会社メディアファクトリー
発売日:2002年10月5日初版第一刷発行
ターシャ・テューダーさんの暮らしや仕事に対する考え方が集められた本です。
本人の語り口調がそのまま翻訳されて書かれていて、まるでご本人からお話をきいている感覚になります。
写真家のリチャード・W・ブラウンさんの写真が収録されていて、ターシャさんの住んでいたバーモンドの山奥を想像しながら読むことができます。
ヒントになるターシャさんのことば
現代人は忙しすぎます。
夕方、ポーチのロッキングチェアに座って、
カモミールティーでも飲みながら、
ツグミが澄んだ声で鳴くのに耳を傾けてごらんなさい。
毎日の生活が、もっと楽しくなりますよ。
ターシャ・テューダー,思うとおりに歩めばいいのよ,(株)メディアファクトリー,2002年,p.14.
仕事や家事の休憩中についついスマホを見てしまうこと、ありますよね。
SNSで友人とやりとりしたり、気になっているアイテムや好きなYouTubeを見たりと、休憩しているはずなのに頭はフル回転していることも…。
ターシャさんのように自然の音に耳を傾けてゆったりと過ごすことで、自分自身と向き合えて心が落ち着きつきそうですね。
一生は短いんですもの。
やりたくないことに時間を費やすなんて、もったいないわ。
ターシャ・テューダー,思うとおりに歩めばいいのよ,(株)メディアファクトリー,2002年,p.57.
日々をなんとなく過ごさずに、やりたいことに時間を使おう!と思わせてくれることばです。
また、新しいことに挑戦したいと思っている人の背中を押してくれるメッセージでもあると思います。
好きなこと・やりたいを叶えるために、努力を惜しまなかったターシャさんのことばには説得力があります。
子ども達は「これまで大変だったでしょう?」と言うけど、
そんなことは全然ないわ。
わたしは人生をバケーションのように過ごしてきました。
毎日、一刻一刻を楽しんでね。
ターシャ・テューダー,思うとおりに歩めばいいのよ,(株)メディアファクトリー,2002年,P.77.
こんなふうに言える人生は素敵!と思ってしまいました。
毎日を心から楽しんでいないと出てこないことばですね。
自分の人生を振り返ったときに、私もターシャさんのように過ごせた!と思えるように過ごしたいものです。
私が実践したこと
この本を読んで、ターシャさんの生活を全て真似することはできなくても、考え方や行動の一部だけでも実際にしてみようと思いました。
のんびり自然の音を聞いてみる
朝起きてすぐに、窓を開けて自然の音を聞くようにしてみています。
いままでは、好きな音楽をスピーカーでかけていました。
もちろん音楽でリラックスすることはできますが、外の様子を知ることで「いつもの日常だ…」ではなく、「気持ちのいい1日が始まった!」とワクワクする気持ちになれました。
そして毎日聴いてみると、鳥の声や木々の揺れる音の違いで季節を感じられて楽しいんです。
部屋に花を飾る
ターシャさんはお花を愛している方でした。自分の庭から花を摘んできて、自己流に花を生けたそうです。
ときどき花を飾っていましたが、見栄えばかり考えていたので、「自己流」というのは「映え」を気にしない、素敵な考えだと思いました。
「自分の思うままに、好きな花を生ける」。
私には庭がないので、残念ながらたくさんの花を用意することはできないんです…。
せめて、花屋さんで選ぶときはその時の自分の直感で選ぶようにしたり、道端に咲いている小さな花を摘んてきて生けたりして楽しんでいます。
家事を楽しむ
ターシャさんは、本の中で「主婦も職業」とおっしゃっています。
このことばには、評価されにくい「主婦」を肯定してくれている印象を受けます。
お仕事の一つなのであれば、料理や掃除も1つ1つを丁寧に取り組もうと思えました。
「嫌だな〜」と思いながら行うのではなく、るんるんしながら家事を行うようにしています。
まとめ
この記事で書いたことをまとめてみました↓
この記事を読むことでターシャさんの言葉を知り、暮らしのヒントにしていただければ嬉しいです。
この本には、今回ご紹介した内容のほかにも、たくさんの素敵なことばが綴られています。
気になった方は、ぜひ本を手に取ってみてくださいね。